Challenge ciclista Mallorca 事前準備編① 情報収集編

そもそもマヨチャレとは?

マヨルカ島、マジョルカ島、マリョルカなど色々な呼ばれ方をするスペインの南東部地中海の島。

ドイツ人のバカンス先として人気のマヨルカ島で1月に行われるのがチャレンジ・チクリスタ・マヨルカ、通称マヨチャレと呼ばれる(私の周りではそう呼ばれておりますが、他はどうなのでしょう?)ヨーロッパツアーのレースです。

 同時期にツール・ド・サンルイス(アルゼンチン)、ツアー・ダウンアンダー(オーストラリア)と南半球の今夏真っ盛りな南半球のレースと開催時期が近く、しかもスペインで日本から遠いということもありなかなか日本から観戦にいくという人がいらっしゃらないようです。せっかく近場にすんでいるのだからダウンアンダーは卒業後のお楽しみにとっておき、今回はマヨチャレにチャレンジしてみようかな!と思いました。ここでマヨチャレの魅力を発信し、少しでもマヨチャレに興味をもっていただけたらいいな、と思っております。

 

スペインの東、地中海に浮かぶこの島こそがマヨルカ島!マヨチャレはこの島を舞台にしたレースです。

さて今回は事前準備のなかの一番初めの部分となるレースとマヨルカ島についての情報収集編としたいと思います。

どんなレースもまずは情報収集から、転ばぬ先のルート検索です!

これは私の方法で、他の方は違うアプローチでレースの情報収集をされていると思います。一つの例、としてお読みください。

 

公式サイトの落とし穴と田舎攻略法 

 

私が普段レースについて調べるときの手順ですが、

公式サイト→行ったことのある人のレポ→その地域に旅行した人/住んでいる人のレポ(notレース)

 

という順番で探します。

公式サイトは公式というだけありレース観戦に向かう私たちに必要な情報を書いてくれていることが多いです。当然といえば当然に聞こえるかもしれませんが、そうでもないのがこの業界。公式サイトの更新が日に何度も行われ、アプリなどまであったりするレースから更新が開催日ギリギリのレースもあり、所謂「ピンキリ」なのです。

 このマヨチャレの厄介なところが更新が遅いことに加え、公式サイトに英語がないこと!英語圏でないレースでも大概のレースが英語ページを準備してくれています。しかし今回は完全に英語情報がない、ということでサイトのなんとなーく分かる部分を拾いつつ、それ以外はgoogle翻訳も使用しながらレースのスタート、ゴール、その他の情報を集めてきます。時間はかかりますしどこからどこまでが地名でどこが文章なんだよ!となることも多々ですがこれもレースの醍醐味…楽しみましょう。

 

親切なレースだと公式サイトにルートブック(大会関係者、プレス、チーム関係者などに配られるレースコースや時間配分などが書かれた本)を公開しているレースもあるので要チェックです!ツアーオブブリテンはpdf配布してくれていたので、携帯にダウンロードし、見たいときに片手でササッと見ることができるのがすごくありがたかったです。ロードブックは非常に便利なのですがかさばるという問題があります。持ち歩くのは億劫だ!ということでワイルドにその日必要な分だけちぎって使っている人が多い印象です。

こちらは2015年度版のブエルタ・ア・エスパーニャのルートブックです。厚さは3センチほどあり、23日間全てのステージのコースマップ、連絡先、予定時間表はもちろんのこと、レースが通る町の町長さんのご挨拶ページもありました。

(小ネタですが、2015年度のブエルタ・ア・エスパーニャのパンフレットの表紙のライダーは Lotto Soudal の Pim ligthart選手。 バイクボディーのロゴは消されているのですが、ヘッドのロゴは残ったままというなぞのやり残しが気になってしょうがない…!)

チームスタッフさんたちに見せて、といえば見せてくれることが多いので、ゴールの予定時間や正確な場所を知りたいという方は声をかけてみるのもアリかもしれません。もちろん忙しそうにしていないときにですよ!


 そして二番目に見るのが実際にレース観戦に行った方ののレポ。三番目との違いはレースについての記述があるかどうかのみなので、ここではまとめて話したいと思います。

ありがたいことにこのネット社会、どんな地域でも誰かしらの人が行き、ブログやレポートを書いてくれていたりします。旅行の友、地球の◯き方も万能ではありません。大きな都市でしたらホテル、レストラン、見どころなどなにかしら情報が本もしくは旅行代理店のサイトなどに載っていたりしますが、レースが通る町というのは大体が部屋のシャワーが出にくい、アメニティーなんてない、根本的に宿がないという田舎を通ることが大多数。そういう地域はめぼしい観光名所でもない限りほぼ確実にガイドブックには載っていません。

突然ぱーっと行ってどうにかなる!ということもありますがそうでなかった時のリスクを考えると、少しでも事前に情報を集めておくのが吉。ということで今回は楽しく夏にバカンスにやってきた人たちのブログ等を参考にしつつレースのスタート、ゴールになる街の情報、どこにホテルを取ると便利かなどを考えていきます。

 

交通手段の壁 マヨルカ島の主力はバス

 

調べたところ、マヨルカ島の主な交通手段は車、公共交通機関はバスが主力のようです。

ここで不安なことが、レースは公道で行われるものでバス、車は予定している道が封鎖され通れなくなるというリスクがあるということです。

電車はそこそこ時間通りにやってきて (海外はそうでもないことも多いですが)、レースで止められるということはありません。できるのであれば電車をメインで組むのが得策ですが、もし普通免許を持っている(限定解除済)、普段からマニュアル車に乗っている、マニュアル運転に自信がある、他人を乗せない若しくは一緒に乗る人の命の責任が取れるという方であればレンタカーはいい選択肢です。ただATしか運転ができないという方には海外運転はお勧めしません。海外でAT車をレンタルするのは困難を極める上に、事故や不具合が起きて車を変えなきゃいけないという時にやってくるのは確実にMT車だからです。私は残念なことに車の免許を持っておりませんので、今回私の選択肢にレンタカーはありません。そう私が選べるのは「バス」のみなのです。

自転車という選択肢もありますが、土地勘がない地域のソロライドは何かあった時のことを考えると危険ということで今回はパスです。しかも移動距離がかなりあるので、私のスピードではゴールに着く頃には選手たちはホテルでシャワーを浴びていることとなりそうです。

バスの情報はマヨルカ島の公共交通機関の総合サイトで調べることができました。時刻表もpdfでダウンロードできたので印刷したものと携帯にデータとして入れたもの2つ持って行こうと思います。

 

さて、ここまでが情報収集編でした。文字が多いし読みにくい!と思われていたらすみません。第2弾荷物編は写真や図解多めの予定です。

 

第2弾 荷物編はこちらからどうぞ!