Challenge a ciclista Mallorca 前日

バスVS電車 各空港までの交通手段色々 お金か時間か

スペイン、マヨルカ島にいくためにはまずイギリスを脱出しなければいけません。その手段は飛行機、バス、船、電車と色々ありますが今回は時間の都合もあり飛行機、しかし空港は都心から離れた場所にあります。ロンドンの周辺空港といえば主にヒースロー空港、シティ空港、ガトウィック空港の三つが挙げられます。(左より時計回りに)

 

シティ空港はロンドンの中心から一番近い空港、主にビジネスマンが利用する欧州主要都市へ運行しています。その名の通り市内にありますので滑走路も短く、小型機のみが発着してします。DLR、ゆりかもめのような自動運転の電車で行くことができます。

 

ロンドン周辺で一番大きく、国際線の発着が多く利用する回数も多いのがヒースロー空港。市内からはバス、パディントン駅よりヒースローエクスプレス、もしくは地下鉄のピカデリーライン(紺色)で行くことができます。増改築の繰り返しでターミナルがわかりにくく、移動がめんどくさいのが問題ですが、近年まで世界一の利用者数を誇っていた空港としてロンドンの一番の玄関口として君臨しています。

 

LCCユーザーが一番お世話になるのが、ガトウィック空港。ヒースロー空港に次ぐ二番目の規模の空港で、欧州各地やアメリカ大陸までカバーしておりお世話になることが多々な空港です。

地図を見ていただくとわかるように、特にガトウィック空港はロンドン市内より離れています。イギリスの南部の海辺の町、ブライトンとロンドンの中間地点にあり、他の二つと違って地下鉄や DHLではいけないロケーションです。ではここまでどうやっていくか、私は鉄道、バスを使い分けつつ空港とロンドン市内を行き来しています。ではどのように分けているか、大きなポイントは「時間」です。

日本の成田空港で例えると、電車で成田へ向かうときは成田エクスプレスか横須賀線、総武線などを利用すると思います。ではその二つの違いは何か、時間と料金です。ロンドンのガトウィック空港にもVictoria駅からガトウィックエクスプレスが15分に一本運行しています。所要時間は30分強、それに比べ鉄道(Southan railwayなど)を利用すると一時間ほどかかることになります。その分お値段はガトウィックエクスプレスの半分程度。

もう一つの手段はバスです。National express(高速バス)やeasybus(LCC Easyjetの傘下のバス)がこれまた鉄道の半分程度のお値段で運行してます。電車はいつチケットを取っても統一料金ですが、バスには早割があったりします。それを利用すると便利に、かつ安く空港に向かうことができます。ここまで見るとバスの一人勝ちでは…?という気分になるかもしれませんが、バスにはバスの欠点があります、それが渋滞です。時間帯によって度合いは変わりますがロンドン市内は大体いつでも渋滞しています。高速道路にさえ乗れればあまり混むことはありませんが、そこまででかなり時間が変わってしまうのがネックです。時間に余裕があり、かつ朝もしくは夕方のラッシュ時でないのであればバスが私の中では一番おすすめですが安心を取りたい!という方には鉄道、もしくはガトウィックエクスプレスのご利用をおすすめします。

 

今回はお昼のフライトということで時間にも余裕があり、かつ極力お金を抑えていきたかったのでEasybusを利用してEarls court からガトウィック空港へ向かいました。お値段は前日料金で£8.5所要時間は予定では1.5時間ということでしたが、バスが渋滞にはまり到着が遅れ、高速でなんとか巻き返そうとしましたが結局2時間弱で空港に到着しました。ここからはいつもどおり、easy jet、往復で二万円を切るお財布に優しいみんなの味方です。前回の事前準備 荷物編でも書いた通り私は持ち込み手荷物のみでの旅行なので荷物検査にまっすぐ進みました。チェックインカウンターが混むこと多々なので事前にオンラインチェックインを済ませておくことをおすすめします。

マヨルカ行きの飛行機はほぼ満席、ドイツ、ベルギー便に乗ると多く見かけるビジネスマンというよりは休暇を楽しむご夫婦が多い印象です。お客さんが来ないトラブルで少し遅延し、予定から30分遅れて離陸、いざ、マヨルカ!

曇天のロンドンを発ち、揺れる雲を抜けてから前日あまり寝ていなかったものあり突然の眠気に襲われ、機内放送で目が醒めると澄み渡った空と青いバレアス海が窓の外に!晴れてる空も久々ですがなにより広大な海を見るのがとても久しぶりで感動しました。海は広いなあ…

余談ですが昨年の1月はイタリアに来てひと月目でイタリア語もわからず雪も降って天気も悪くて…と部屋で塞ぎこんていましたが、その後春が来て外に散歩やピクニックに出るようになってから外交的になり、イタリア語もメキメキと上達しました。お天気な日に外に出るって大事ですね。


ついに上陸!空港を降りた瞬間からレース気分

フライト2時間、ついにパルマ・デ・マヨルカ空港に到着しました!天候は文句のない晴れ空、気温は20度もあります。20度がどれくらいの温度なのかすっかり忘れていた私はTシャツ二枚、上着、薄手のコートという完全ロンドンファッションで来てしまったせいで降りてから入国審査までに汗だくになってしまいました。

Simカードを求め空港内を何往復かしましたが空いているお店は売店とカフェのみ、その他はインフォメーションセンターすらしまっているので困ったものだなあととりあえずホテルに行くことに。空港の到着ゲートから出て一発目に入ってきたのは、まさかのこれでした。

チームバス!Cofdisの真っ赤なバスが空港の出口すぐに停めてありました。選手や関係者のお迎えでしょうか?空港内にはそれらしき人はいませんでしがので、早めに来て停めてどこかにお昼にでも行っているようです。周りに人もおらず、誰も気にもとめていない。Cofdisのバスに会うことがないので、いいチャンスだとぐるぐると色んな角度から見て、写真を撮っておりますと、通りがかった観光できたというドイツ人老夫婦に珍しいものなの?と聞かれました。もちろん、ええ!と高らかに答えました。チームカー、バスが来るのは欧州のレースだけですから!!おばあさんもちゃっかりご自身のデジカメに一枚写真を収め、タクシーに乗り込んでいきました。私はバスが来るのを少し待ち、拙いドイツ語(英語より結構通じます)とイタリア語でむりくり押し切りつつ、ホテルを目指しました。


ホテルに到着後、荷物を置いてチームバス巡り。ちょうど練習から帰ってきたバイクをメカニックさん達が明日以降のレース用に洗い、パーツ交換をしている時間帯だったので間近でプロの機材が組み立てられていくところを見ることができました。赤と白のLotto Soudalバスを見つけ、顔見知りのメカニック、ソワニエたちと世間話をしつつ他のチームのメカニックさん達にもきになることを聞いて回ります。誰のバイク?このフレームのサイズは?それぞれスポンサーについている会社が違うのでフレームやパーツだけでなく、メンテナンスの道具なども違い、とても興味深いです。詳しくはないですが機材やメンテナンス道具を見るのがとても好きで、ちょうど練習から帰ってきた選手が通ったのですがその写真ばかり撮っていたら、選手はいいのかよ…とスタッフさんたちに笑われました。選手は明日のお楽しみに、です!

ハーフボード(朝、夕ご飯付き)のプランでしたのでホテルのレストランでご飯を食べ、食後にコーヒーを飲みつつこのブログを書いております。ホテルのラウンジは食後のビールを飲みにたくさんの人たちが集まっていて賑やかで楽しいです。SIMカードが買えなかったことにより明日の予定が大きく狂ってしまったので(ないと多分この先やっていけない)明日は朝一でパルマに向かいsimを買うことになりそうです…さようならスタート。どうにかしてスタートに間に合う方法が見つかればいいのですが…

 

つづく